東京で彫金教室を探すときに失敗しないための3つポイント
2017.5.27
ジュエリーを作れるようになりたい。ゆくゆくはブランドを立ち上げて、いつか自分のブランドを育てながら生活していきたい。
そんな思いを持ってジュエリー制作の基礎である彫金を学ぼうと考えているあなたに、夢を実現するための力を身に着けられる学校・スクール探しはとても大切ですよね。
通ってみたら思っているのと違っていた。そんなことが無いように、彫金教室を探していく際に気をつけたい3つのポイントをご紹介いたします。
1、教えてくれるカリキュラムが古いままではない?
まず、学校見学や一日体験スクールに行ったら必ずチェックしておいてもらいたいことがあります。
それは、気になっているコースのテキストを少しでも見させてもらうことです。
そのコースのテキスト内容や掲載されている作品事例の写真が古いデザインのところは、もしかしたらあなたが思い描いているような作りたい作品が作れない学校かもしれません。
例えば、みんな同じ作品を作って学んでいく授業スタイルの場合、特に作りたいデザインがあるわけでもなく、ただ趣味として技術を学びたいという目的の方ならそれで良いと思います。
ですが、完成してから友達と出かけるときに身に着けたいと思える作品でないと、せっかく作ったのに一度も身に着けないなんてことも。
そんなの、勿体ないですよね。
自分が身に着けたい!と思える作品でないと作っていても楽しくなく、長続き出来ないかもしれません。
各学校・スクールのWEBサイトにコース紹介ページや生徒作品集が掲載されていることは多いので、まずチェックしてみましょう。載っていないようだったら、実際に見学に行った際に見せてもらいましょう。テキストを見せてくれない学校はきっと無いはずです。
もし、ブランドを立ち上げていく事を前提として彫金のノウハウを学んでいくのであれば、おすすめなのは、必ず全員同じデザインで作らなくてはいけない学校よりも、学ぶ技術は統一しているけど、作るデザインは自由なところをお勧めします。
なぜなら、1課題目から商品制作が出来るからです。もし、完成がいまいちだとしてもそれは原案として、そこから改善やデザイン展開していくことが出来ますよね。
無駄なく効率よく商品展開していく事が1年後、大きな差となってくるでしょう。
2、自分の目標を達成できている先輩・卒業生がちゃんと紹介されている?
彫金やジュエリーメイキングを学ぶのには、様々な目的や出来るようになったその先に思い描く自分の姿があるからだと思います。
単純に、自分がなりたい姿になっている先輩達がそのスクールから出ているのかどうかチェックしてみましょう。
チェック方法は、WEBサイトにきちんと掲載されているかどうか。
例えば、
【プロフェッショナルコース】
【ブランド立ち上げコース】
【プロ育成コース】
というコースがスクールによってはあると思います。
これらのコースは、大きく分けて2種類です。
作ったジュエリーを販売して独立できるようになるための育成コース。
プロの職人レベルまで技術力を磨くことを目的としたコースのどちらかだと思います。
どの学校がいいのか判断するとき、まず見てもらいたいのが「きちんと卒業生の活動が紹介されているかどうか」というところを見てみることです。
「職人として独立出来る」「職人として就職できる」と書いてあったら、独立して工房を開いている先輩がちゃんと紹介されているか。
「お店をオープンできるようになる」と書かれていたら、ちゃんと卒業生のお店を紹介できているか。
「ブランドを立ち上げられることが出来る」と書いてあったら、ちゃんと卒業生たちのブランドを紹介することが出来ているか。
紹介されていたら、その先輩達のホームページはあなたがワクワクするような素敵なサイトや商品であるかどうか。
それこそが、そのスクールで学んだ人たちが身につけられた技術や力であり、スクール自身の実績なのです。
そこが打ち出せていないスクールや教室は「本当に?」と少し疑問が湧いてきませんか?
3、最新技術の設備があるところを選ぶべき。
彫金は古の技というイメージがありますが、ジュエリーメイキングの世界は日々新しい技術が生まれています。
刻印を打つのも今では当然のように機械で打っています。
現場の職人たちの間でも「レーザー溶接機」という機械は、もはやなくてはならない機械の一つです。(※レーザー溶接機=レーザー光線を使って金属同士を溶かし合って溶接する機械)
また、ジュエリーを作る上で「ジュエリーCAD」というPCでデーターを作って3Dプリンターで原型を出力する手法は、今や世界中で導入されている技術であり、あなたがよく見るお店や百貨店に並んでいるブランドジュエリーたちほとんどと言っていいほど、このCADを活用して作られています。
そういった現場で当たり前に使われている設備を用意できている学校というのは、きちんとジュエリー業界の動向を追えているということ。
その機械があるか無いかで制作時間や完成のクオリティは大きく変わってきます。
昔からの技術を学ぶことはもちろん大切ですし、必ず人の手が入らないとジュエリーは完成しません。
ですが、昔の人たちが「こんな機械があったらもっといいものが作れる・もっと時間が短縮できる」といったアイディアが今の時代にはあるのです。
今を生きている私たちにとって、新しい技術のニーズを把握して学んでいく事こそ大切な事なのではないでしょうか?
ちゃんとプロとしての技術を学びたい・ブランドを立ち上げたいと考えている方たちにとって、そういった環境はとても大切です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
この3つのポイントを満たしているスクールを見つけられたとき、あなたの夢は現実への一歩目を踏み出すことが出来るはずです。
というのも、私自身彫金スクールを探していた頃、いくつもの学校見学や一日体験をさせていただきました。
そうやって色々な学校を見ていく中で、疑問に思ったことや実際に通ってみて感じた点、スクールを変えてみて分かった経験から、これから彫金教室を探し始める方達にとって、ちょっとした参考になればと思い書かせていただきました。
あなたにとって、通ってよかった!と心から思える学びの場がみつかりますように!
【個人的に通ってみて良かった・見学に行って印象が良かったと思うお勧め彫金教室3選】
LaVagueジュエリースクール (彫金・ロストワックス・ジュエリーCAD・ハワイアン・アンティーク・ブランド設立コース)
公式WEBサイト http://www.lavaguejewelry.com/
スタジオ クルーシブル(彫金)
公式WEBサイト http://crucible.jp/
ヒコ水野ジュエリーカレッジ(彫金・ロストワックス・ジュエリーCAD)
公式WEBサイト http://jewelry.ac.jp/
Writer Y