指輪をつけたままアルコール消毒・手洗いは大丈夫?錆びる可能性は?
2024.10.28
指輪をしたままアルコール消毒・手洗いしても大丈夫?
年間を通じてアルコール消毒や手洗いをすることが日常となった昨今。気になるのが、指輪を身につけたままアルコール消毒をしたり、手洗いしたりしても大丈夫なのかということですよね。
指輪の種類によっては、アルコール消毒や手洗いをしても大丈夫なものとそうでないものがあります。本記事では、どんな指輪が大丈夫なのか、アルコール消毒や手洗いをする際の注意点も合わせてご紹介します。
一般的な結婚指輪は「大丈夫」
基本的に、一般的な結婚指輪(素材がプラチナやゴールドのもの)は、つけたままでもアルコール消毒や手洗いして大丈夫です。
ただし、宝石が留めてある指輪の場合は要注意。ダイヤモンドの指輪であればOKですが、真珠やオパールなどの宝石はNGです。
というのも、宝石によってアルコールに強いものと弱いものがあるのです(詳しくはのちほどご説明します)。
ステンレスの指輪も「大丈夫」
ステンレスは「錆びにくい」「汚れにくい」「熱に強い」「傷がつきにくい」という性質があり、多少の負荷がかかっても硬度が高いため、とても丈夫です。ステンレスの指輪は、アルコール消毒や手洗いをしても大丈夫です。
金属アレルギーがある人も安心して身につけられる素材で、価格も安いものが多いので、日常使いにはぴったりですね。
メッキの指輪は「要注意」
メッキでコーティングされている指輪は、アルコール消毒によって剥がれや黒ずみが起きる恐れがあります。
一度や二度、アルコール消毒したくらいでは大丈夫ですが、コーティングの度合いによっては数回で剥がれてしまう可能性があるので、注意が必要です。
指輪をつけたままアルコール消毒・手洗いする際の注意点
アルコールや水に強い指輪であれば、消毒や手洗いのたびに指輪を外すのは面倒ですよね。そんなとき、指輪をつけたままアルコール消毒や手洗いをする際の注意点を知っておくと役立ちます。
指と指輪を清潔に保つ
本来は毎回外したほうが清潔ですが、毎回外すのが面倒な場合は、常に指と指輪を清潔に保つことが大切です。指輪をつけたままハンドソープや石けんで洗う際は、洗い残しがないようにしましょう。
定期的に手指や指輪をお手入れする
指輪をずっとつけていると指輪と指の間に皮脂やアルコール消毒液、ハンドクリームなどが溜まってしまうことがあります。たまには外して、金やシルバー、プラチナ部分の貴金属も含む指輪全体、指全体のお手入れをして、清潔な状態にしておきましょう。
宝石が外れないことを事前に確認する
婚約指輪や結婚指輪にダイヤモンドがあしらわれている場合は、留めている部分が緩んでいないか確認が必要です。手洗いの際にダイヤモンドが取れてしまう可能性があります。
アルコール消毒に弱い宝石・強い宝石とは
すべての宝石はアルコールに強いわけではなく、性質によっては弱いものもたくさんあります。持っている宝石がアルコール消毒に強いのか弱いのか、確認してみましょう。
アルコール消毒に弱い宝石
アルコールに弱い宝石は以下のとおりです。
- 有機質の宝石:真珠、珊瑚、琥珀、べっ甲
- 多孔質の宝石:トルコ石やマラカイト、ラピスラズリ、オパール、アゲート
- 含浸処理やワックス処理がされている宝石:エメラルド、翡翠、オニキス ※無処理の翡翠であれば問題なし
もしも、誤ってアルコール消毒が宝石に付着した場合は、柔らかい布やティッシュなどで拭き取りましょう。
アルコール消毒に強い宝石
アルコールに強い宝石は以下のとおりです。
- ダイヤモンド
- ルビー
- サファイア
- ガーネット
- アレキサンドライト
- クリソベリル
- クオーツ (シトリンやアメシスト含む)
- タンザナイト
- トパーズ
- トルマリン など
アルコールに強いとはいえ、経年劣化やアルコールが付着したまま長年放置しておくと、まったく影響がないとは言い切れません。
本来であれば外したほうがいいですが、指輪をつけたままアルコール消毒をした場合は、帰宅後に拭き取るなどのケアをしておくと、いつまでも輝きを維持することができます。
不安な場合は、購入したブランドやショップに確認すると確実です。
アルコール消毒・手洗いをして、清潔に指輪を身につけよう
外出時、アルコール消毒や手洗いは欠かせないものになっています。指輪の性質にはアルコールや水分に強いもの、弱いものがあるので、性質を知って臨機応変に対応することが望ましいです。
また、手指や指輪自体を常に清潔に保っておくことも大切です。感染対策の面、指輪を長持ちさせる面からも清潔にしておくことで気持ち良く身につけることができます。