本格的アクセサリーの作り方入門|初心者でも”売れる”作品に仕上げるには?
2025.10.29

目次
かなり本格的なアクセサリーでも、手作りできる!
アクセサリーのハンドメイドが好きな人なら、一度は「お店で売っているような、本格的なジュエリーを自分の手で作ってみたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。
けれど、金属や天然石を使ったアクセサリーは難しそう、専門の道具が必要そうと感じて、最初の一歩を踏み出せない人も多いかもしれません。
実は、ジュエリーのような本格的なアクセサリーも、種類によっては初心者でも十分に作ることができます。
最初は簡単な材料から始めて、少しずつ技法を覚えていけば、誰でも“売れるクオリティ”の作品を目指せるようになります。難易度の高いものでも、しっかり練習したり学んだりすれば、思いのほか早く上達するものです。
そこで本記事では、初心者でもクオリティ高く仕上がりやすいアクセサリーの種類や作り方から、プロ級の仕上がりを目指せる上級技法まで、レベル別に紹介します。
たとえば、指輪に宝石を留める「石留め」や、金属を加工してつくる「オリジナルデザインのペンダントチャーム」なども、基礎を身につければあなたの手で実現可能です。
まずは、自分がどんなアクセサリーを作ってみたいのか、イメージを広げるところから始めましょう。
初心者向け!手作りしやすいアクセサリーの種類と作り方
まずはハンドメイド初心者でも気軽に挑戦できる、ハンドメイドアクセサリーの種類と作り方をご紹介します。
ビーズアクセサリー
ビーズを糸やワイヤーに通すだけで完成する、最も挑戦しやすいアクセサリー。アンティークビーズや天然石を取り入れれば、手作りとは思えないほど上品で高級感のある仕上がりに。
レジンアクセサリー
UVレジンを使って型に好みの素材を封入するアクセサリー。光を当てるだけで固まり、工程もシンプルなので、初心者でも失敗が少ないのが魅力です。
透明感があり写真映えしやすいため、SNS投稿やネットショップでの販売を目指す人にもぴったりです。
ワイヤーアクセサリー
細いワイヤーをペンチでねじり、石やパールを留めて形を作るアクセサリー。工具を使うため少し難しそうに見えますが、一度コツをつかめば驚くほど自由にデザインできます。
技術を磨くほど立体感や仕上がりに差が出るので、上達を実感しやすいジャンルです。
中級者向け!ひと工夫で差がつくアクセサリーの種類と作り方
「もっとクオリティの高い作品を作ってみたい」——そんな気持ちが芽生えたら、いよいよ中級者向けのアクセサリー作りにステップアップするタイミング。少し難しい技法にも挑戦してみましょう。
つまみ細工
小さな布を折りたたんで花や葉の形を作る、日本の伝統的な手仕事。かんざしやイヤリング、ブローチなど、さまざまなアクセサリーに応用できます。絹や羽二重(はぶたえ)を使えば、光沢が増して上品な印象に。
ディップアートアクセサリー
ワイヤーで花や葉の形を作り、樹脂液を膜のように張って仕上げる技法。花びらにグラデーションをつけたり、メタリックカラーを重ねたりすれば、一気に“映える”作品に仕上がります。
樹脂粘土アクセサリー
樹脂粘土を使って形を作り、乾燥・着色して仕上げるアクセサリー。柔らかく扱いやすい素材だからこそ、自分だけの世界観を形にしやすく、オリジナルブランドを立ち上げたい方にもおすすめです。
銀細工
純銀やシルバークレイを使って作るアクセサリー。素材が柔らかく成形しやすいため、自宅でも始めやすいのが魅力です。市販のキットも豊富にあり、初めて本格的な金属加工に触れる方にもぴったりです。
上級者向け!金属や天然石を使った本格的アクセサリーの作り方
最後に、真に“本格的なアクセサリーづくり”に挑戦したい方のために、ぜひ検討してほしい技法をご紹介します。
ここまでくると、もはやアクセサリーというより“ジュエリー制作”の領域。より精密な技法に取り組むなら、ジュエリースクールや専門講座に通うことも視野に入れてみてください。
石留めアクセサリー
宝石を金属の爪や枠で固定する「石留め」は、ジュエリー制作の中でも特に繊細な技法です。
自宅で行う場合は、あらかじめ爪が付いた台座を使うのが一般的ですが、ジュエリースクールでは専用の工具を使い、ベースから制作することも可能。
結婚指輪のような本格的なデザインも、自分の手で作り上げることができます。
彫金アクセサリー
金属を削ったり、溶接したりして形を作る伝統的な技法。実際に金属を叩き、磨き、形にしていく工程は、まさに職人の世界そのものです。
工具や溶接機材の準備が必要なため、まずはジュエリースクールなどで体験してみるのがおすすめです。
ロストワックス
ワックスで原型を作り、それを鋳造して金属に置き換える本格的な制作技法。彫刻のように精密な造形が可能で、プロのジュエリーデザイナーも用いる手法です。
繊細な仕上がりを求める分、独学では難易度が高いため、スクールや講座で学ぶのが近道です。
上級者を目指すなら、ジュエリースクール・講座受講も選択肢の一つ
初心者や中級者向けのアクセサリーづくりは自宅でも十分楽しめますが、金属や天然石を扱う技法は、実際に見て学ぶことで格段に上達します。
特に石留めや彫金などの技法は、プロの指導を受けながら工具の扱い方を身につけるのが最も確実な方法です。
例えば、東京・恵比寿にあるジュエリースクール「Lavague(ラヴァーグ)」では、幅広いジュエリー制作講座が開講されており、ここで紹介した石留めや彫金などの技法も体系的に学ぶことができます。
少しでも気になった方は、まずは体験コースを試してみてはいかがでしょうか。
石留め1日体験(所要時間約2時間。7700円/材料費、チェーン込)
彫金1日体験(所要時間約2~3時間。5500円/材料費込)

