ネックレスはつけっぱなしで大丈夫?トラブルが起きる可能性って?
2021.12.12
ネックレスをつけっぱなしで過ごしても大丈夫?
お気に入りのネックレスや結婚指輪は肌身離さず身につけていたいから、お風呂に入るときや寝るときもつけっぱなし。そんな方も珍しくないようです。
しかし実際のところは、ネックレスのつけっぱなしは控えた方がいいということをご存知ですか。
本記事では、ネックレスのつけっぱなしで起こりうるトラブルや、つけっぱなしでもトラブルが起きにくい素材についてご紹介します。
ネックレスをつけっぱなしでお風呂に入っても大丈夫?
ネックレスをつけっぱなしでお風呂に入っても大丈夫かどうかは、ネックレスの素材によりますが、基本的には外した方が無難です。
ネックレスの素材といえば、プラチナやゴールド、シルバーなどが一般的ですね。これらの金属は水に強い素材なので、サッとシャワーを浴びるくらいならつけっぱなしでも問題ないでしょう。
ただし要注意なのが、入浴剤を使用する場合と、温泉に入る場合です。成分の中に「硫黄」や「硫酸ナトリウム」が含まれていると、変色する可能性があるので、この場合は必ず外しましょう。
またその際は、失くさないように気をつけてくださいね。あらかじめ「ネックレスを外したらここに入れる」という場所を決めておくと安心です。
また水に強い金属だったとしても、水分や石けんのカスが付着することで、指輪の輝きが失われたり、劣化を招いたりする可能性はゼロではありません。だからこそ、基本は外すという選択をおすすめします。
ネックレスをつけっぱなしで寝ても大丈夫?
大切なネックレスだからこそ、寝ている間も肌身話さずつけていたいという方もいらっしゃるでしょう。
しかし結論からいうと、寝ている間はネックレスを外すことをおすすめします。
というのも、睡眠時の人間は、予想以上に動くものです。チェーンと髪が絡まってしまったり、チェーンが切れてしまったりする可能性が十分にありえます。
また、寝ている間は予想以上に汗をかいているもの。とくに夏場は注意が必要です。汗は変色やサビのきっかけになりえます。
※汗がネックレスに与える影響について詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
つけっぱなしでもトラブルが起きにくい素材
「それでもやはり、できるだけネックレスをつけたままで過ごしたい」という方は、つけっぱなしでもトラブルが起きにくい素材を選ぶようにしましょう。
まず、汗による変色・サビが起こりにくい素材としては、プラチナとゴールドがあげられます。
あるいは、サージカルステンレスという素材も、変色やサビの不安が少なく扱いやすい素材といえます。医療器具にも使用されるほど、アレルギー性が低く耐久性に優れている金属だからです。
宝石のついているネックレスがお好みの方は、ダイヤモンドがついているものを選びましょう。ダイヤモンドは水やアルコールに強い宝石だからです。
ネックレスのつけっぱなしで起きうるトラブル
トラブルが起きにくい素材を選んだとしても、やはり毎日つけっぱなしというのはおすすめしません。
ここでは、ネックレスのつけっぱなしで起きうるトラブルをご紹介します。
肌荒れなどの肌トラブルが起きるかも
ネックレスをつけたままにしておくと、ネックレスに付着した皮脂や汚れが原因で、肌荒れを引き起こす場合があります。
輝きが弱くなってしまうかも
ネックレスをつけたままにしておくと、外気の汚れや皮脂で、せっかくの輝きが曇ってしまう場合があります。首元をラグジュアリーに見せるためにつけているネックレスでも、輝きがないと意味がありません。
毎日きれいな輝きを放つネックレスであるためには、毎日外してケアすることが大切です。
うっかりチェーンを引きちぎってしまうかも
入浴後に体をタオルで拭く瞬間や、寝ている間など、うっかりチェーンを引っ張ってしまいがちなもの。とくにチェーンが細い場合は要注意です。
やけどや凍傷の原因になるかも
「ネックレスでやけど?凍傷?」と思う方は多いでしょう。しかしゴールドやシルバーなどの金属は熱伝導率が高い素材なので、やけどや凍傷が起きる可能性があるのです。
たとえば、ネックレスをつけっぱなしの状態で、サウナに入ったとします。サウナの中の温度は非常に高いため、ネックレスの金属も高温になり、やけどの原因になりうるというわけです。
留め具がゆるみ、ネックレスを落としやすくなるかも
ネックレスをつけたままにしておくと、知らず知らずのうちに留め具に負荷がかかり、ゆるんできてしまいます。そのため、ふとした瞬間に留め具が外れて落としてしまう……なんてことも起きかねません。
チェーンが太かったり、ネックレス自体が大ぶりのものであれば、落とした際に気づくかもしれませんが、華奢なネックレスの場合、落としたことに気づかないこともありえるでしょう。
ネックレスはつけっぱなしにせず、ケアを大切に
ネックレスをつけっぱなしにしておくと、肌トラブルだけでなく変色や破損、紛失の恐れもあるということがご理解いただけたのではないでしょうか。
大事なネックレスであればあるほど、長く愛用できるように、毎日外してケアすることを心がけましょう。