アンクレットとは?意味・つけ方・プレゼントする際の注意点をご紹介
2024.7.25
目次
アンクレットをつける意味・歴史
アンクレットとは、足首につける、輪っか状のアクセサリーのこと。足元をさりげなく華やかに演出してくれるとあって、おしゃれ上級者にも人気の高いアクセサリーです。
アンクレットは左右どちらにつけるか、何色にするかによって意味が変わってくると言われています。
本記事では、つける位置や色によるアンクレットの意味を解説するとともに、つけ方や、人にプレゼントする際の注意点、ミサンガとの違いなどをご紹介します。
アンクレットをしようか迷っている方や、人にプレゼントしようと考えている方はぜひ、参考になさってください。
アンクレットの歴史・由来
アンクレットの歴史は、古代エジプト王朝以前と言われています。
古代エジプトでは、身分に関係なくあらゆる女性がアンクレットを身につけていました。当時はおしゃれ目的ではなく、「魔よけ」の意味で使われていたそうです。
というのも、当時は医療が未発達で、病気は外から内側に入ってくるものだと信じられていました。そのため、アンクレットをつけることで、足元からやってくる邪悪なものを取り除こうとしたのです。
しかし16世紀以降のエジプト周辺諸国において、使われ方に変化が現れました。「アンクレット=売春を行う女性の目印」として使われるようになったのです。
しかし20世紀に入り、ポップカルチャーが広まると、アメリカではアンクレットが男女問わずの「おしゃれアイテム」として注目されるようになります。以降、世界各国で「おしゃれアイテム」として広く知られるようになりました。
アンクレットの語源
アンクレットの語源は、「足首」を意味する「unkle(アンクル)」と、「腕輪」を意味する「bracelet(ブレスレット)」が合わさってできた言葉だと言われています。
アンクレットをつける目的
現在、アンクレットはどのような使われ方をしているのか、どういった目的でつけている人が多いのかをご紹介します。
さりげないおしゃれとして
主張の強い派手なアクセサリーが苦手な方も、アンクレットであれば、さりげなく身につけることができます。
また仕事柄あまり華美な恰好ができないけれど、ひっそりと足元のおしゃれを楽しみたいという方にもぴったりです。
メンズのおしゃれアイテムとして
指輪やピアスなど、目立ちやすいアクセサリーをつけることに抵抗のある男性も少なくありません。その点アンクレットなら、主張しすぎないからこそ、上級なおしゃれ感を演出することができます。
魔除け・お守りとして
先ほどお話したとおり、古代エジプトでは「魔よけ」として使用されていました。そのため、今でも魔よけ、お守り効果があることを願い、身につけている方もいます。
アンクレットをプレゼントする意味とは?プレゼントには不向き?
過去にアンクレットが「売春に関わる女性であることの目印」として使われていた時期があることや、古代エジプト時代の奴隷が足首につけていた鉄環(てっかん)を連想させることから、プレゼントとして贈るには不向きであると考える人もいます。
とはいえ、あくまでもそのような使われ方をしていたのははるか昔のことです。仮に誰かからアンクレットをプレゼントされたからといって、「悪意あるメッセージが込められているのでは」とおびえる必要はないでしょう。
ただし中には、アンクレットにまつわる歴史をふまえ、いいイメージを持っていない人がいることも事実。
誰かにアンクレットをプレゼントしたいと思ったら、事前にさりげなくアンクレットに対するイメージを聞いてから贈るようにしたほうがいいかもしれません。
アンクレットはどこにつけるか&色によって意味が変わる
アンクレットは、つける位置や色によって意味が変わると言われています。特に左足と右足では、つけ間違えると、まったく逆の意味になってしまうので、気をつけてくださいね。
アンクレットを左足首につける意味
「彼氏・彼女がいる」「既婚者である」など、パートナーがすでにいることを意味します。
またアンクレットには魔除け、お守りの意味もあると言われているので、恋人や配偶者と一緒にアンクレットをつければ、2人の愛や絆を守ってくれそうです。
アンクレットを右足首につける意味
「彼氏・彼女がいない」「独身である」など、左足首とは全く逆の意味を持ちます。
彼氏・彼女がいたり、既婚者である人が右の足首にアンクレットをつけると、浮気相手募集中という意味になってしまうそうなので、ご注意を。
アンクレットの色が「ゴールド」の場合の意味
「金運」「社交性」を象徴する色です。
ゴールドは、パワーストーンなどでも、金運アップにかかせない色です。
またコミュニケーション能力を高め、人間関係をより円滑にしていきたいという方にもぴったりです。
アンクレットの色が「赤」の場合の意味
「仕事運」「勝負運」「成功」を象徴する色です。
赤は情熱を表す力強い色。ビジネスで成功したいと意欲を燃やす男性はぜひ、取り入れてみては。
アンクレットの色が「緑」の場合の意味
「健康」を象徴する色です。
緑は、自然の安らぎを連想させます。心身ともにゆったりと、常に余裕のある生活を送りたいときにおすすめです。
男女問わず、コーディネートに取り入れやすい色でもあります。
アンクレットの色が「ピンク」の場合の意味
「恋愛運」「結婚・婚活」を象徴する色です。
ピンクのアンクレットを右足につければ、素敵な恋人が見つかるかもしれませんよ。
アンクレットの色が「青」の場合の意味
「仕事運」「才能開花」を象徴する色です。
青いアンクレットをつけて仕事をすれば、才能が開花して、大きなビジネスチャンスにつながるかもしれません。
アンクレットの色が「ブラウン」の場合の意味
「家庭円満」を象徴する色です。
木や大地などの自然を思わせるブラウンは、どこか安心感があります。ご夫婦でお揃いのアンクレットを身につけば、家庭円満が続きそうですね。
アンクレットの色が「白」の場合の意味
「浄化」を象徴する色です。
無垢で清楚感がある白は、邪気を浄化してくれ、心を穏やかにしてくれると言われています。疲れが溜まっており、運気が下がっていると思ったら、白いアンクレットを試してみては。
アンクレットの色が「黒」の場合の意味
「貯蓄」「秘密」を象徴する色です。
この恋を秘密にしておきたい、周りに知られたくないと思ったときは、黒のアンクレットをするとよいかもしれません。
アンクレットの色が「シルバー」の場合の意味
「金運」「ステータス運」を象徴する色です。
シルバーの落ち着いた輝きが、金運や、ステータスを向上させてくれると言われています。
アンクレットの色が「オレンジ」の場合の意味
「友情」「絆」を象徴する色です。
オレンジ色のアンクレットを友達の証としてプレゼントし合えば、今よりもっと、友達との絆が深まりそうです。もっと友達を増やしたいと思うときにも。
アンクレットのつけ方とは?つけっぱなしで大丈夫?
アンクレットは、足元のおしゃれをするためにも、取り入れたいアイテムの一つです。しかし長さや見せ方を間違えると、一気におしゃれ感がなくなってしまうので、気をつけましょう。
また願掛けなどの目的で、アンクレットをつけっぱなしにしておきたいという方もいますが、素材によってはずっとつけておくのに適さないものもあるので、注意してください。
アンクレットのつけ方
・靴やサンダルを履いたときに見えるよう、足首のくるぶし辺りにアンクレットをする
・長さに余裕を持たせておくと、突っ張ってちぎれたりせず、揺れる感じがおしゃれに見える
・紐のタイプのアンクレットは、固く結び、落とさないようにする
・石や飾りは外側にくるようにつけると、歩くときの邪魔にならない
・ストッキングを穿く場合は、ストッキングの上からアンクレットをつけるとデザインの邪魔をしない
つけっぱなしに適さない素材
シルバー:アンクレットに限らず、シルバーのアクセサリーは変色しやすいことで知られています。特に温泉に入るときは、温泉の成分で黒ずむ可能性があるので注意が必要です。
革:革製品は水に濡れると変形する性質を持っているため、入浴時には外したほうが無難です。また使用しているうちに乾燥が進み、滑らかな質感が損なわれる場合があるので、専用のクリームでお手入れしてあげてください。
石や飾りがあるもの:石や飾りは、取れやすかったり、衝撃や水分に弱いものが多いため、つけっぱなしをするには、あまりおすすめできません。
アンクレットとミサンガの違いとは?
アンクレットと同じように足首につけ、願掛けのような意味があるものとして、「ミサンガ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、アンクレットは、「つけるときのルールがなく、気軽に願掛けやおしゃれを楽しむためのアクセサリー」で、ミサンガは、「願いを叶えるために作り、ルールを守りながらつけるアクセサリー」です。
元々ミサンガは、ポルトガルの教会で作られた「フィタ」という紐のようなものに願いを込め、手や足に結んでお守りにしていたというのが起源と言われています。そこから現代のように、願いを込めてミサンガを作り、足首にするという習慣につながっています。
ミサンガをつけて願掛けするときは、「一度つけたら外さない」「故意に切ってはいけない」「自然に切れるまで待つ」というルールがあります。外したいときに外せないので、少し不便なところがありますね。
ルールなどを気にせず、気軽に願掛けやおしゃれを楽しみたいという人は、アンクレットがおすすめです。
アンクレットでさりげない足元のおしゃれを楽しもう
アンクレットとは、さりげなく足元のおしゃれを演出してくれる、優れもののアイテムです。
色や、左右どちらの足首につけるかによって、アンクレットの意味が変わってくるので、つけるときはくれぐれも気をつけてくださいね。