メレダイヤとはどんなダイヤ?人気の理由や買取査定のリアルをご紹介
2021.9.1
メレダイヤとは、どんなダイヤモンド?
メレダイヤとはどんなダイヤモンドのことか、ご存知ですか? 結婚指輪や婚約指輪選びの際など、よく耳にする言葉かと思います。
メレダイヤについて知っておくと、指輪を購入するとき、あるいは売却したいときの参考になりますよ。
本記事では、メレダイヤの意味はもちろん、メレダイヤを用いた指輪の特徴や人気の理由、買取査定時の実情をわかりやすくご紹介します。
メレダイヤとは?
メレダイヤの「メレ」は、フランス語の「Melle(メレ)」という言葉に由来しており、小粒石という意味です。すなわちメレダイヤとは、とても小さいダイヤモンドのことです。
メレダイヤのカラット数に明確な定義はありませんが、だいたい0.03~0.2カラットくらいのダイヤをメレダイヤと呼ぶことが多いです。
※カラットの定義について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
メレダイヤは脇石や飾り石としてメイン宝石の周りに配置され、主役を引き立てる役割を担うことが多いです。
ただし「パヴェセッティング」や「ミステリーセッティング」などのデザインのように、複数のメレダイヤを密集させることでメイン宝石とする場合もあります。
「パヴェセッティング」とは
「パヴェセッティング」とは、小さなダイヤモンドを一列もしくは何列かに隙間なく並べたデザインのことです。「パヴェ」はフランス語で「石畳」を意味します。
「ミステリーセッティング」とは
「ミステリーセッティング」とは、ハイジュエリーブランド『ヴァンクリーフ&アーペル』による独自のセッティング技法のこと。
金属に宝石を留める際、爪が正面からまったく見えないように、宝石をぎっしりと台座に留めるようにします。
ミステリーセッティングのジュエリーは非常に希少性が高く、なかなか目にすることはできません。
メレダイヤはくずダイヤ?
まれにメレダイヤを「くずダイヤ」と呼ぶ人がいるようですが、メレダイヤはけっして「くず」ではありません。
どんなに小粒であっても、メレダイヤはれっきとしたダイヤモンドです。小さいながらも丁寧に仕上げたメレダイヤは、キラキラと輝き、ジュエリーに華やかな印象を与えてくれます。
メレダイヤは、「一粒ダイヤではちょっと寂しい」「さりげなく上品なデザインにしたい」といったときにも大活躍します。
とはいえ、メレダイヤの中には輝きが弱いものもあり、品質によって大きく差が出ることも事実。メレダイヤを使用したジュエリーを選ぶ際は、輝きの度合いやデザイン性の高さなどをしっかりチェックし、品質を見極めることが重要です。
メレダイヤの指輪が人気の理由
メレダイヤを使った指輪は、とても人気があります。
その理由は、まずはなんといっても「手元をキラキラ華やかに見せてくれる」から。メインのダイヤモンドが小ぶりであったとしても、メレダイヤが脇役として加わることでメインが引き立ち、かつ全体的な存在感もぐっと増します。
そして「セッティング次第でオリジナリティが出しやすい」という点も、非常に魅力的です。
メレダイヤの数や配置のパターン数は無限大。メインダイヤの周りをメレダイヤで囲んだり、メインダイヤとメレダイヤで色を変えたりと、さまざまなデザインが実現可能です。
メレダイヤを控えめに使用した指輪なら、派手すぎず、普段使いにもぴったりです。
メレダイヤを買取査定に出すとしたら?
ダイヤモンド買取を行っている業者にメレダイヤを査定してもらった場合、査定対象外、もしくはかなりの低価格で査定されることが多いです。
というのも、一般的にダイヤモンドに鑑定書がつくのは0.2カラット以上であり、メレダイヤには鑑定書がつかないからです。鑑定書がない=価値が認められにくい、ということです。
それでもできるだけ高価格で買取してほしいという方に向けて、いくつかポイントを挙げておきます。
- 傷がつかないように大切に扱い、美しく保つこと
- お手入れをし、ホコリや汚れのついていない状態にしておくこと
- 複数のジュエリーとまとめて査定してもらうこと
- 付属品も一緒に持ち込むこと
- 複数の買取業者に見積もりを出してもらうこと
またこれはジュエリー購入時点で頭に入れておくべきことですが、一般的に、ノンブランドジュエリーよりもブランドジュエリーの方が高額買取してもらいやすいです。
メレダイヤは小さくても立派なダイヤモンド
メレダイヤは小さくてもキラキラと輝き、手元や首元、耳元を華やかに見せてくれます。またメインダイヤを引き立たせ、全体的なデザイン性をアップさせる名脇役です。
みなさんもぜひ、メレダイヤを使ったジュエリーを身につけてみてくださいね!